地下鉄車両基地について
僕は、まだ一度も車両基地に行ったことがなかった。見学したいと思っていても、どうすれば見学許可をもらえるかわからなかった。先生から、模型同好会として地下鉄の車両基地見学の話が出たときは、うれしかった。1、2年は、必ず行くようにという指示であったが、たとえそうでなくても行くつもりであった。
まず初めに、会議室のような所で、基地の概要や組織、また検査作業の順番と内容などについて説明したビデオを見た。次にヘルメットをかぶって敷地内を見学した。工場棟に入った時、なぜか従業員がほとんどいなかった。工場棟の車輪旋盤、十五/三tクレーン、ATC/ATO試乗装置などを、ビデオで出てきた順に見た。工場棟内を見学していて、福岡の地下鉄の特色を教えてもらった。それは、車輪の内側のすき間に、ゴムを入れて、音を小さくしていることだ。このアイデアを考えた人に感心しながら、色々な機械の使い方や動き方など聞いていたが、人がいなかったため、実際に機械を動かしてる所を見られなくて残念だった。次に、検車庫へ行った。フィルター洗浄装置、車輪転削盤などを見た。又、めったに乗ることができない新型の2000系電車に乗せてもらった。すごくうれしかった。
地下鉄の発展計画として、薬院、六本松を通る地下鉄3号線の建設計画がある。開通すれば、いつも渋滞していた六本松付近は、スムーズになるだろう。3号線の電車は、従来に比べて、やや小型で、鉄輪式リニアモーターシステムを投入した電車を使用するそうだ。そのため、トンネルの断面が小さくなり、建設費が低減できる。これは、とても賞賛すべき事だと思う。
今回の見学で、僕は電車のしくみや系統、人々の知識などいろんな事を学び取った。これから先、学び取った事が役に立つのならば、ぜひ活用したい。
最後に、念願だった車両基地を見学できたことを、先生に感謝したい。いい思い出ができた。 |
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